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31. 入れ歯でよみがえる
UPDATE . 2021.01.08院長だより
レストランでみんなと同じ注文ができない。楽しいはずのカラオケ。大きな口を開けて使えない。食事中や話している時に、口元を手で隠してしまう。楽しい旅行なのに、外出がおっくうになる。様々な悩みをお持ちの方が、たくさんいらっしゃいます。
入れ歯を作っていく時に、その人に合った大きさやかみ合わせを作っていきます。お口に合った入れ歯を使うことで、表情筋や咀嚼筋がよみがってきます。「入れ歯は、よく噛めない。入れ歯は、使えない。」というイメージがあります。
入れ歯は、失った歯の代わりをする人工臓器の一つです。手術をすることなく、歯の機能を回復する役目を持っています。一つの入れ歯を製作するのに、時間もかかります。その人に合った、入れ歯を作っています。入れ歯は、高齢者になるにつれて痩せてきたりして、入れ歯がゆるくなってきた時も修理が可能です。
入れ歯を永く使っていくうえで、痩せてきた顎堤の変化に対して対応が可能です。入れ歯には、ピンクの部分があります。歯周病で歯を失うと、歯を支えている骨や歯肉も変化します。その変化した部分も補うボリュームをピンクの厚みや形を作っていきます。そして、その形が唇や頬などの表情を作っていきます。歯を失うと、その周囲まで関係していきます。入れ歯を作る時は、表情もよみがえるように考慮していきます。
入れ歯の隣の歯がなくなっても、入れ歯を修理もできます。将来、施設に入所したとしても訪問診療で対応ができます。
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